【都議選2021】5分でわかる7月4日までの日程、選挙権、倍率を解説

杉並区担当の都議会議員の あかねがくぼ かよ子 です。
2021年7月4日に迫っている東京都議会議員選挙。しかし、把握しているのは投票日だけで、選挙期間などの基本的な選挙内容は把握していないという方も多いかと思います。
感染症対策やオリンピック・パラリンピックなど気がかりなニュースも多いため止むを得ない部分もありますが、それほど周知するメディアが少ないのが現状です。
ここでは現役の都議会議員(杉並区担当)の あかねがくぼ かよ子 が、東京都議会議員選挙(以下、都議選)に備えて、選挙内容を5分でわかるように解説しました。
参考になると幸いです。
目次(クリックで各項目へジャンプします)
2021年都議会議員選挙の予定
2021年の都議選の予定は、既に決められています。ここでは、その予定を解説します。
都議選2021の日程(告示日・期日前投票期間・投票日・開票日)
都議選の各日程は、次の表のとおりです。
日程 | |
告示日 | 2021年6月25日(金) |
期日前投票期間 | 2021年6月26日(土)〜2021年7月3日(土) |
投票日 | 2021年7月4日(日) |
開票日 | 2021年7月4日(日) |
公示と告示は、どちらも公の機関が一般の人に広く知らせるために発表することを意味します。
衆議院議員選挙と参議院議員選挙は、日本国憲法で定められているとおり天皇の詔書が官報に掲載されることで公示されます。その他の選挙は選挙管理委員によって、法令、条例または規則に基づいて、掲示板に告示されます。
それぞれの公示または告示された日を、公示日や告示日といいます。今回の都議選では、告示日を使用するのが、正しい言葉の使い方です。
都議選の選挙期間
選挙期間は選挙運動ができる期間のことです。
選挙期間は告示日に立候補の届出をしてから投票日の前日までの間で、その他の期間では選挙運動ができません。
都議選では9日間の選挙期間が設けられていますが、告知日が早まった場合は選挙期間も早まります。
都議選2021の定数(議席数)と倍率
都議選の定数は、区部・市郡部・島部で異なり、各地の定数は、下の表のとおりです。
選挙区 | 定数 |
東京23区部 | 87人 |
東京 市郡部 | 39人 |
東京 島部 | 1人 |
倍率は2021年5月13日現在、候補者の届出が公式では確認できないため不明です。
前回の都議選2017では42選挙区・定数127に対し259人が立候補しているため、倍率は約2倍となりました。
都議選2021の定数についてはこちらの記事にまとめました。
https://a-kayo.com/2729.html
都議会の役割と沿革

都議選で当選した候補者は都議となり、都議会に登録します。
東京都は、執行機関である知事等と議決機関である都議会で組織され、相互のチェック・アンド・バランスが保たれることで、健全な東京都政を推進しています。
この機能を二元代表制といい、日本国憲法第93条で規定され、マッカーサー草案により作成されたものが現在も残っていると言われています。
4年間で行った都政改革については下記記事にまとめています。
https://a-kayo.com/achievement#i-10
都議選の選挙権は18歳以上から
都議会選挙の選挙権は、公職選挙法の改正にともない投票日(2021年7月4日)の翌日に満18歳になる日本国民に与えられます。
ほかにも、選挙人名簿に登録されていなければなりません。
選挙人名簿とは、その市区町村に住所を持つ年齢満18歳以上の日本国民で、その住民票がつくられた日から引き続き3ヶ月以上、その市区町村の住民基本台帳に記録されている人を指します。
2017年には女性候補者が過去最多
2017年都議選では、女性候補者が過去最多になりました。
259人が立候補し、そのうちの65人が女性候補者で、2013年都議選と比較すると6人増加しています。
女性候補者が増えた理由は、創設者小池百合子氏の都民ファーストの会が都議選前の2017年1月に設立されたからと言われています。
現在の都議会も都民ファーストの会も、約3割が女性議員で、世界最低水準の日本の男女格差を示すジェンダーギャップ指数を改善するため、日々精力的に活動に取り組んでいます。
都議会議員の女性議員比率については下記にまとめました。
https://a-kayo.com/2729.html#2021
【都議選2021】7月4日までの日程、選挙権、倍率についてのまとめ
2021年都議選では、2021年7月4日(日)に投票日を迎え、定数は127人です。
2021年5月13日現在、立候補の届出が出せないため倍率は不明瞭ですが、2017年都議選では約2倍でした。
都議選では女性の候補者が増加傾向にあり、すでに立候補を表明した顔ぶれからも、2021年都議選でも女性の候補者が増える可能性が予想されています。
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