杉並区担当の都議会議員の あかねがくぼ かよ子 です。

7月4日に投開票を迎える都議選。感染症対策や五輪など取り上げるべき報道も多い中、気になっている東京都民の方も多いのではないでしょうか。

都議会議員選挙は都民の生活を左右します。ぜひ適切に情報を得て判断し、投票行動をしていただければと思います。

ここでは、現役の都議会議員(杉並区担当)の あかねがくぼ かよ子 が、2021年都議選の選挙区ごとの定数を紹介します。

現在の都議の人数や女性議員の割合も比較するので、よろしければ頭の整理にご利用ください。

都議選の選挙区と定数

都議選では、選挙区が区部、市郡部、島部によって分けられ、区によって定数が異なります。2021年都議選における、それぞれの選挙区の定数を一覧表にしました。

東京23区部|都議選の選挙区と定数

選挙区定数
千代田区1人
中央区1人
港区2人
新宿区4人
文京区2人
台東区2人
墨田区3人
江東区4人
品川区4人
目黒区3人
大田区7人(都議選2017より-1)
世田谷区8人
渋谷区2人
中野区3人
杉並区6人
豊島区3人
北区3人
荒川区2人
板橋区5人
練馬区7人(都議選2017より+1)
足立区6人
葛飾区4人
江戸川区5人
区部計87人

都議選2021では、都議選2017から大田区が1議席減り、練馬区が1議席増えました。総数に変更はありません。

東京市郡部|都議選の選挙区と定数

選挙区定数
八王子市5人
立川市2人
武蔵野市1人
三鷹市2人
青梅市1人
府中市2人
昭島市1人
町田市4人
小金井市1人
小平市2人
日野市2人
西東京市2人
西多摩(福生市・羽村市・あきる野市・西多摩郡)2人
南多摩(多摩市・稲城市)2人
北多摩第一(東村山市・東大和市・武蔵村山市)3人
北多摩第二(国分寺市・国立市)2人
北多摩第三(調布市・狛江市)3人
北多摩第四(清瀬市・東久留米市)2人
市郡部計39人

東京島部|都議選の選挙区と定数

選挙区定数
島部(大島支庁管内・三宅支庁管内・八丈支庁管内・小笠原支庁管内)1人
島部計1人

都議選2021直前の議員数と女性議員の割合

2021年5月10日現在、定数127人に対して議会に登録している議員は126人で、うち女性議員の人数は37人です。

選挙区ごとの議員数と女性議員数の一覧表

選挙区ごとの議員数、および女性議員の内訳を一覧表で紹介します。

東京23区部|都議選の選挙区と議員数と女性議員の割合

選挙区議員数内女性議員数
千代田区0人0人
中央区1人1人
港区2人1人
新宿区4人1人
文京区2人0人
台東区2人0人
墨田区3人1人
江東区4人1人
品川区4人1人
目黒区3人1人
大田区8人2人
世田谷区8人3人
渋谷区2人2人
中野区3人1人
杉並区6人3人
豊島区3人1人
北区3人1人
荒川区2人0人
板橋区5人1人
練馬区6人1人
足立区6人2人
葛飾区4人2人
江戸川区5人3人
区部計87人29人

千代田区の都議会議員が定数1に対して0なのは、前都議会議員(千代田区)が千代田区長になったためです。

道府県議会議員や市区町村議会議員の女性比率の全国平均は10%とも言われています。

その中で、東京23区内は東京都議会議員の女性議員割合が約33%と高いです。

東京市郡部|都議選の選挙区と議員数と女性議員の割合

選挙区議員数内女性議員数
八王子市5人1人
立川市2人0人
武蔵野市1人0人
三鷹市2人0人
青梅市1人0人
府中市2人0人
昭島市1人0人
町田市4人0人
小金井市1人0人
小平市2人0人
日野市2人0人
西東京市2人1人
西多摩(福生市・羽村市・あきる野市・西多摩郡)2人1人
南多摩(多摩市・稲城市)2人1人
北多摩第一(東村山市・東大和市・武蔵村山市)3人1人
北多摩第二(国分寺市・国立市)2人1人
北多摩第三(調布市・狛江市)3人0人
北多摩第四(清瀬市・東久留米市)2人2人
市郡部計38人8人

東京市郡部での都議会議員の女性議員比率は約21%と23区より下がるものの、全国平均(10%)と比べると2倍の割合で高いです。

東京島部|都議選の選挙区と議員数と女性議員の割合

選挙区議員数内女性議員数
島部(大島支庁管内・三宅支庁管内・八丈支庁管内・小笠原支庁管内)1人0人
島部計1人0人

会派の構成

次は都議会に所属している都議たちが、どの選挙区から出馬してどの会派に所属しているのか、人数を紹介します。

会派ごとの人数と女性議員の内訳を一覧表で紹介します。

会派都議会議員数内女性議員数
都民ファーストの会 東京都議団46人14人
東京都議会自由民主党25人2人
都議会公明党23人3人
日本共産党東京都議会議員団18人13人
東京都議会立憲民主党7人0人
無所属 東京みらい3人2人
無所属(都議会生活者ネットワーク)1人1人
無所属(自由を守る会)1人1人
無所属(東京維新の会)1人1人
無所属(新風)1人0人
合計126人37人

2017年に発足した都民ファーストの会が多数を占めています。

東京都議会議員の女性議員の人数

2017年都議選では、2013年都議選で当選した女性議員より6人増えています。

また、女性候補者の数も女性当選者に応じて増えています。

候補者と当選者が増えているのには、2017年1月に都民ファーストの会が設立された背景があるからです。

女性議員が増えたこと、またすでに立候補を表明した候補者の顔ぶれを見ても、都議選2021では都議選2017以上に女性の候補者が増える可能性があります。

【都議選2021】区割りと各定数、現状の議員数について

都議選2021の区割りと各定数は、都議選2017と相違ありません。

選挙区は区部・市郡部・島部の3つに分けられ、区部では23区、市郡部では17区、島部では1区と分けられます。

議員数は、定数127人のうち男性議員が90人と大半をしめています。

ただし、2021年には都民ファーストの会が勢力を伸ばしている関係から、女性議員の候補者が増えることも予想されます。

女性の数を増やせば良いという単純な問題ではありませんが、多様な背景を持つ人が都議会議員になることで、よりダイバーシティー時代に即した東京都議会の運営ができると考えています。

都議選は東京都で生活するあなた自身の生活や将来に直結します。

ぜひ選挙に行って、投票してほしいです。

出典:東京都議会議(https://www.gikai.metro.tokyo.jp/