若者と女性の力で政治をよくする!都議会議員のあかねがくぼかよ子です。
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公営企業委員会の日帰り視察に行って来ました
公営企業委員会としての初めての視察は、今年4月で福岡市でした。(長谷ダム、山王雨水調整池、ぽんプラザ)
今回は、都内で芝浦水再生センター(下水道局)、馬込車両研修場(交通局)に行ってきました。
公営企業委員会とは、交通局、水道局、下水道局の事業を対象とし、本会議よりも詳細な質疑や議決を行うための会議体です。
そしてこれらの公営企業の最大の特徴(他の行政組織と異なる点)は、水道料金で水道事業が成り立っているように、
「(原則として)税金を投入せず、受益者負担の原則で成り立つ事業」
ということなのです。民間企業並みに不断の経営努力をしている行政機関もあるのですね。
更に、民間との違いは安全への要求水準の高さ、公益のためにどんな状況においても供給できる堅牢性を保つため、私たちの見えないところで日々取り組んでおられることを実感しました。
水道や地下鉄は、私たちの生活になくてはならない社会インフラですね。
安全、安心に利用できることが当たり前の日常になっているので、その有難さを改めて感じる機会は、問題や事故が起こらない限り、あまりないのではないでしょうか。
しかし、当たり前と思っていることほど、無くなると困る、お金では買えない価値があるものです。
水再生センターは、世界に誇れる東京の下水道技術をよく知ることができる施設です
トイレなどの生活排水、雨水が何ステップも工程を踏んで、再利用できる再生水に生まれ変わることができます。実際の施設を見ながら仕組みを学ぶことで、非常に価値を実感することができました。
一般公開もされていますので、ぜひ見学してみてください。
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/living/tour/guide/index.html
小学生の社会科見学にもうってつけですね。世界トップレベルの水技術について興味を持って、水資源を大切にするマインドを育てていきたいものです。
車両研修場では、東京の複雑な公共交通の裏側(営業時間外での取り組み)について知ることができます
ニューヨークの地下鉄は24時間営業しています。東京でもオリンピックを控える中、24時間稼働できないのか、と質問してみましたが、土地の制約などで複線を持てない構造など難しい要素が多いと理解しました。
とはいえ、東京の地下鉄線も終電から始発までのわずか4時間程度で清掃やメンテナンスを行っているので、大変なスピードで作業をされているとのこと。
確実な安全を保つため、20時間営業し、残りの4時間程度でメンテをするというのも大変な努力と緊張感が伴う業務であろうと感じました。
こちらも一般公開日がありますので、次回開催日をチェックしてみてください。
都営フェスタ2017 in 浅草線https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_p_201711147647_h.html
<公営企業委員会>
・交通局
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/
都営地下鉄 / 都営バス / 都電荒川線 / 日暮里・舎人ライナーなど
・水道局
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/
特別区の区域内における水道と工業用水道の事業、多摩地区の水道の管理と運営
・下水道局
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/
特別区の区域内における公共下水道の建設・維持管理、多摩地域における流域下水道の建設・維持管理