若者と女性の力で政治をよくする!都議会議員のあかねがくぼかよ子です。

このプロジェクトは都議会の文教委員会で足立区で行われていた性教育に対して、自民党の議員が「学習指導要領を超える範囲のことを教えているのは問題だ」と指摘したことに端を発して立ち上がりました。

現実問題、小学生でも65%、中学生では9割以上がセックスについて知っている、ということをご存じでしたか?

現代の情報社会では、小中学生の判断能力が十分でない時期から、あらゆる情報が入ってきてしまうものです。

しかし、現代の日本の公教育の学習指導要領では、何十年前と同じ内容での性教育しか行われていません。成熟した国際的な国とはほど遠い水準と言わざるを得ないでしょう。

私たち大人も、全くと言っていいほど家庭でも学校でもこの分野について教育を受けていないと思います。日本の文化や価値観的にも、非常に話題にしにくいテーマとなっています。

しかし、性教育を避けてきた結果、何が起こっているのでしょう?

前述の通り、小学生でも65%、中学生では9割以上がセックスについて知っています。

そして、生命や生殖についての理解と尊重、パートナーを大切にするマインド、人間としての権利、妊娠の仕組み、社会的な意義などを絡めた包括的な性教育ではなく、

テレビ、雑誌、ネットでのポルノ、AVなどを通して一部を切り取られた歪んだ形で理解しているということに問題があるのです。

性について「悪いこと、恥ずかしいこと、オープンに語ってはいけないこと」と、ネガティブなイメージを植えつけられていることもよいことではありません。

年配で超保守系の議員は、
「結婚するまで、性については何もしらなくてよい」
「性教育によって性行動に興味を持って早まるのではないか」
と主張している人も多いようです。

しかし、これらは現実と乖離しています。

性教育によって、性行動が慎重になる(時期は遅れる)ことはあっても早まることはないと、世界的に検証されています。

また秋田県では、性教育に先進的に取り組んだ自治体ですが、10代の望まない妊娠・中絶が減り、命の大切さ、安易に性交渉を持つべきではないと考える生徒が増えたと聞いています。

東京でも、性教育がないため起こる重篤な問題、ネガティブなイメージ形成は改善していくべきと考えます。

都議会でもしっかり推進していきたいと思います!

下記、Pilcon(NPO法人ピルコン)のFacebook投稿をご参照ください。

https://www.facebook.com/npopilcon/posts/1825835957482075