杉並区担当の都議会議員 あかねがくぼ かよ子 です。
2021年7月4日に都議選がありますが、もしかしたら今回が初めての選挙になる方もいるかもしれません。誰しも初めての選挙では流れがわからず、混乱することもあるかと思います。
ここでは簡単に選挙の流れを解説していきます。杉並区の方はもちろん、他の都議選選曲も共通です。事前に知っていると当日の負担も減るので、よければ参考にしてください。
目次(クリックで各項目へジャンプします)
投票権(選挙権)があるなら選挙へ行こう
2021年7月4日に迎える都議選。満18歳から投票権が与えられます。
満18歳とは、投票日の翌日に18歳になる人のことで、2021年7月5日に18歳の誕生日を迎える人が対象です。
「年齢計算ニ関スル法律」と「民法143条」によると、「誕生日の前日の終了(24時)をもって年齢が加算」となっています。少し分かりづらいですが法律上、年を取る日は誕生日前日となります。
もちろん、それ以前に18歳を迎えている人も対象になります。ただ、都議選で投票権を与えられる場合は年齢にくわえて、引き続き3ヶ月以上その選挙区に住んでいる必要があるため、注意が必要です。
自分にあった投票制度を選ぼう
投票日当日は予定が入っていて、投票が難しい方もいらっしゃると思います。その場合、選挙期日に投票所に行かなくても投票できる方法があるので、ご紹介します。
期日前投票制度
期日前投票は、選挙期日前でも選挙期日と同じ方法で投票ができる制度です。
告示日の翌日から選挙期日の前日までの間になるため、都議選2021では2021年6月26日〜2021年7月3日が期日前投票期間(2021年5月13日現在)となります。
各市区町村に1ヵ所以上、期日前投票所が設けられているため、詳しくはお住まいの自治体ホームページをご確認ください。
不在者投票制度
不在者投票制度は、選挙期間中に出張など名簿登録地以外の市区町村に滞在している場合に利用できる制度です。
各都道府県の選挙管理委員会が指定した病院や老人ホームに入院している方は施設内で投票ができ、障害をお持ちの方であれば郵便による投票が認められています。
なお選挙期日に18歳を迎える場合、例外的に名簿登録地の市区町村の選挙管理委員会で不在者投票が可能です。
詳しい手続きは改めてまとめてご紹介しますので、ご参考ください。
投票までの手順
ここからは投票までの手順を解説していきます。初めてでもわかるように簡単に説明していくので、投票前に読んでおくとイメージがつかみやすいと思います。
事前準備
投票に行くまでに準備しておくことを解説します。事前準備があることで、投票日に慌てる心配も減ると思います。
投票所入場(整理)券がを受け取る
投票には会場に入るための、投票所入場券が必要です。投票所入場券は登録名簿に登録されている住所に宛てて、選挙管理委員会から送られます。
投票日に必要になるので、準備しておきましょう。
誰に投票するのか決めておく
議員に立候補している人たちを候補者と言います。それぞれが掲げた公約をあらかじめ調べておき、誰に投票するのか決めておくと良いと思います。
投票する候補者を決めておかないと、投票当日に考えなければなりません。投票は単純作業ですが、慣れていないとまごつく可能性もあります。焦らないためにも、事前に候補者を選んでおくのをおすすめします。
投票に行く
事前準備が終われば、いよいよ投票です。当日の流れを解説していきます。
持ち物
投票日に必要にな物は、投票所入場券のみです。
ただ感染症対策のためにペンの持参ができるため、持参してもいいと思います。お子さんがいらっしゃる場合は同伴可能です。
投票所での手順|どうすれば投票できるのか?
投票所での、投票までの手順は次の通りです。
- 投票所入場券を案内人(係員)に渡す
- 名簿対照係に投票所入場券を渡す
- 投票所入場券を受け取り、用紙交付係に進む
- 用紙交付係に投票所入場券を渡し、投票用紙を受け取る
投票所では係員が指示をくれるため、その通りに動けば意外なほどにあっさりと投票が完了します。安心してくださいね。
投票の方法3ステップ
投票用紙をもらってから、投票までの行動は次の通りです。
- 投票用紙に氏名等掲示に掲載されている候補者名を書く
- 投票箱に投票用紙を入れる
- 退出
もし文字だけでイメージがしづらい場合は、下記の動画を参考にしてください。港区が制作したものですが、わかりやすいと思います。
当日投票が難しいなら期日前投票を
当日投票が難しいなら、期日前投票が便利です。
参政権は国民の3大義務のうちの1つです。近年の選挙では若者離れが強く叫ばれています。
権利を行使をして、意見や主張を都政に反映させましょう。期日前投票について改めて書きますのでそちらの記事を参考にしてください。
投票所入場券を紛失したら
投票をするには、投票所入場券が必要と先に話をしました。もしかしたら、なんらかの理由で紛失してしまうこともあるかもしれません。
しかし、紛失しても投票は可能です。
投票所入場券は、あなたが選挙人名簿に記載されているかスムーズに確認するためのものです。つまり、選挙人名簿に名前が記載さえされていれば、問題なく選挙に参加できます。
紛失した場合は、投票所で受付の係員にお伝えください。
身体が不自由な方の投票方法
身体が不自由だと、選挙に参加するのは難しいと不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。東京都では身体が不自由でも選挙に参加しやすいよう、下記の制度を用意しています。
- 文字を書くのが不自由な方のための代理投票
- 目の見えない方のための点字投票
- 重い障害があり投票所に足を運べない方の不在者投票
事前に選挙管理員会の委員長に申請し、投票証明を受ける必要がある制度もあるので、早めにご確認いただけると幸いです。
会場で焦らないための投票方法のまとめ
初めての選挙でも、投票方法をあらかじめ知っておくことで余裕を持って投票に望めます。もっとも時間がかかるのが、事前準備の候補者を決めるところかと思います。
事前に候補者の公約などを確認し、誰に投票するかを決めてから投票所にいくのが会場で焦らないコツと言えると思います。
出典:総務省「投票制度」https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo05.html
参照:
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/qa/qa-touhyou/
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/senkyo01_002300.html
https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/55638.pdf
https://www.nhk.or.jp/senkyo/chisiki/ch18/20160430.html