令和2年6月10日、第二回定例議会では1年以上前から私から問題提起し、都民ファースト議員で議論をして推進しておりました、女性の人権を守るための議案が全会派一致で可決されました。
「刑法の性犯罪規定の見直しに関する意見書」です。
全会派一致というのは大変困難なことが多いのですが、本件は他の会派とも協力することができまして、時間はかかりましたが、ようやく都議会全体として国に意見書を出すことにつなげました。
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いまだに卑劣な性犯罪が裁かれない現実
約1年前の2019年5月、聞くにも耐えない実父による長年におよぶ酷い性的虐待の実態が明らかになりました。刑法により裁くことができず無罪判決となりました。
https://www.bengo4.com/c_1009/n_9801/
都民ファーストの会所属の同僚で弁護士でもある、岡本議員によると、現行の法律の枠組みでは、適切な処罰を課すことができないのだそうです。
しかし、罰せられないのはおかしい(=そんな法律はおかしい)という意見が強く巻き起こりました。当然だと思います。
つまり、法律が妥当ではない、改正が必要ではという議論です。実際に提出した意見書は以下に記載しておきます。
簡単にいうと、性犯罪については法改定(規定見直し)が近年行われたばかりだったが、内容が不十分(加害者、多くの場合は男性に対して都合のよいものになってしまっており、被害者、多くは女性が納得できる内容ではないという課題)ということを受け、3つの具体的な要望として記載しました。