東京都議会は2019年6月19日、選択的夫婦別姓の法制化を求める請願を賛成多数で可決しました。最大会派である都民ファーストの会をはじめ、公明党、共産党が賛成。反対は自民だけです。自民党の議員を支えている主要な人たちはご年配の世代が多そうですので、支援者の顔色をみて反対しているのでしょうね。自民の女性国会議員でも自分自身は別姓で仕事をしているのに、選択的夫婦別姓には反対するって全く筋が通らないですよね。

https://chinjyo-action.com/tokyo/ ( ←「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」公式サイト)

選択的夫婦別姓の議論、本質は「価値観の多様性を認めるかどうか?」に行き着くと思うんですよね。今まで通り同じ姓ににしたいならすれば良いし、そうじゃなくても良いという選択肢を追加したに過ぎないんです。

だから私は多様性を認めるなら、反対する(別姓を認めない)理由がないと思います。

自民党をはじめ、日本の伝統的家族感を大事にする方の中には反対意見の方も多いようですが、なぜ反対(多様性を認めたくない)のか、ぜひ議論したいですね。

職業を持つ女性が過半数である時代に、結婚により苗字が変更されることはデメリットも多いです。離婚も多い時代ですので、現実的に戶籍名をその度に変えて、というのは会社や行政手続き、病院、学校など様々な局面で社会的に不都合な事が多いでしょう。

女性の社会的活躍という視点では選択肢がないのはデメリットと思いますので、現代のニーズとずれてきているいるのに旧態依然としてなかなか進化できない国に対して、今回都議会からの要望を出せたことは大きいと感じていますし、都民の方から喜びの声を数多く頂いてます。

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