杉並区担当の都議会議員 あかねがくぼ かよ子 です。
2021年7月4日に投票日のある都議選。現状把握するために、過年度の都議選の情報は知っておきたいところだと思います。
この記事では、前回2017年までの投票率推移や過去の結果を32年前からまとめました。よければ参考にしてください。
目次(クリックで各項目へジャンプします)
都議選の歴史
東京都で行われた第1回都議選は、昭和18年(1943年)9月13日に初めて実施されました。戦後、1947年(昭和22年)4月に第2回都議選が行われ、以後議員の任期が満了する4年ごとに選挙が行われています。
しかし、第6回都議選(1963年(昭和38年)4月17日)から第7回都議選(1965年(昭和40年)7月23日)にかけては、そのスパンが約2年です。
これは地方公共団体の議会の解散に関する特例法に基づく解散で、東京都議会黒い霧事件と呼ばれる東京都議会をめぐる汚職事件が引き金となっています。
その後は、投票率などのデータによる差はありますが、4年ごとに都議選が行われ現在に至ります。
都議選の推移|過去から現在までを紹介
ここでは平成から令和までの都議選の一部を抜粋し、投票率などのデータをを紹介していきます。
1989年都議選の投票率【58.74%】と結果
1989年都議選は、宇野内閣発足後の初の選挙です。今後の参院選の前哨戦とも言われ、各政党が力を入れた選挙となっています。
社会的な関心も大きかったため、投票率も高めです。
投票日 | 1989年(平成元年)7月2日 |
有権者数 | 8,820,228人 |
投票率 | 58.74% |
定数 | 128人 |
議員数(内女性議員数) | 128人(17人) |

1993年都議選の投票率【51.43%】と結果
1993年都議選は、衆議院の解散と総選挙が必至の状況下で行われました。各政党とも議席を多く獲得したい選挙となっています。
結果、細川護煕氏を党首として結成した日本新党が多くの議席を獲得し、投票率も高めです。
投票日 | 1993年(平成5年)6月27日 |
有権者数 | 9,140,458人 |
投票率 | 51.43% |
定数 | 128人 |
議員数(内女性議員数) | 128人(11人) |

1997年都議選の投票率【40.80%】と結果
1997年都議選は、前年の10月に総選挙が行われた状況下で実施されました。総選挙では共産党が勢力を伸ばしたため、都議選で共産党がどこまで議席を伸ばすのか注目されました。
結果、共産党は議席伸ばしましたが、投票率は低く過去最低を記録しました。
投票日 | 1997年(平成9年)7月6日 |
有権者数 | 9,393,311人 |
投票率 | 40.80% |
定数 | 127人 |
議員数(内女性議員数) | 127人(13人) |

2009年都議選の投票率【54.49%】と結果
2009年都議選は、政権交代が注目される状況で行われた選挙となりました。投票率は平成元年に次いで高い歴代2番目で、期日前投票も前回より高い伸びが記録されています。
結果、自民党は大きく議席数を落とし、民主党は逆に大きく増やしています。
投票日 | 2009年(平成21年)7月12日 |
有権者数 | 10,469,729人 |
投票率 | 54.49% |
定数 | 127人 |
議員数(内女性議員数) | 127人(24人) |

2013年都議選の投票率【43.50%】と結果
2013年都議選は、自民党が2009年都議選で40年ぶりに第一党から転落した状況下で実施されました。日本維新の会などの第三極が都議会に足場を築けるのか注目されています。
結果、自民党は第一党を奪還。一方で民主党は大きく議席を落とすことになりました。
投票日 | 2013年(平成25年)6月23日 |
有権者数 | 10,589,228人 |
投票率 | 43.50% |
定数 | 127人 |
議員数(内女性議員数) | 127人(25人) |

(前回)2017年都議選の投票率【51.28%】と結果
2017年都議選は、小池百合子都知事の都政運営に焦点があてられました。また、選挙権が18歳以上に引き下げられた初の都議選です。
結果、得票率が高く、新勢力の都民ファーストの会が第一党となっています。
投票日 | 2017年(平成29年)7月2日 |
有権者数 | 11,266,521人 |
投票率 | 51.28% |
定数 | 127人 |
議員数(内女性議員数) | 127人(36人) |

杉並区内都議選の推移|過去から現在までを紹介
杉並区の平成から令和までの都議選の一部を抜粋し、投票率などのデータをを紹介していきます。
なお、過年度のデータが不足しているため、2013年(平成25年)6月23日の都議選から2017年(平成29年)7月2日までの都議選を紹介しますので、参考にしてください。
2013年杉並区都議選の投票率【43.03%】ほかと結果
2013年における杉並区都議選の投票率は、都議選全体の投票率とほぼ横並びとなっています。当選議員数は女性が多く、比率は約67%が女性です。
有権者数 | 452,847人 |
投票率 | 43.03% |
定数 | 6人 |
議員数(内女性議員数) | 6人(4人) |

(前回)2017年杉並区都議選の投票率【51.42%】と結果
2017年における杉並区都議選の投票率は、前年より10%近く増加しています。都議選での女性議員の台頭が進んでいる一方で、女性議員比率は前年より1人減り約33%となっています。
有権者数 | 472,067人 |
投票率 | 51.42% |
定数 | 6人 |
議員数(内女性議員数) | 6人(3人) |

都議選2021の情報をまとめました。
過去の都議選結果のまとめ
32年間の都議選の結果をまとめると、議員の任期が満了する4年ごとに選挙が行われていますが、一部解散があり短いスパンでの交代もありました。
得票率はもっとも低いときで40.80%、高いときで58.74%です。2021年の都議選は注目度が高いため、得票率は高い方に触れる可能性が高いと思います。
都議選は国政選挙に比べると投票率は高い傾向にありますが、それでも半数前後の人が自らの権利を放棄しています。
あなたの選挙行動は必ずいつか何かの形で返ってくるものです。まずは「ちゃんと見ているんだぞ!」と政治家へメッセージを伝えることが大切だと思います。
私も一有権者として投票に行きます
参照:https://www.gikai.metro.tokyo.jp/outline/history.html
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/election/togikai-all/togikai-sokuhou2013/result/
https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/election/togikai-all/togikai-sokuhou2017/result/
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kusei/senkyo/1005348.html
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kusei/senkyo/1034317.html