昨日の都議会コロナ特別委員会にて都民ファーストの会からの提案で決定しました。
目次(クリックで各項目へジャンプします)
自宅療養者支援について
都内では、連日新規の自宅療養者が発生し、2万人を超えています。2万人の自宅医療養者の症状は千差万別、日ごとに、変化し、いつ急変するともわかりません。
フォローアップセンターは、日中だと、地区医師会と連携して、往診できる医師を派遣しています。医師を派遣できない場合には、看護師を派遣するなどしていらっしゃいます。
一方で、夜間に急変する患者さんが多い中で、夜間は、医師の確保が難しく、都が契約している、往診を請け負う民間のファストドクターも医師が足りていないようです。
夜間の支援体制のさらなる強化
都は、本年4月から、東京都医師会や夜間休日に往診等を実施している事業者と連携し、体調が悪化した自宅療養者に対し、電話・オンライン診療や往診を実施していました。
現在の感染状況を踏まえ、本年8月に東京都医師会に支援体制のさらなる強化を依頼し、現在、地区医師会では、32地区で電話・オンライン診療や往診を実施し、夜間対応を行っている地区は6地区です。
夜間休日に往診等を実施している事業者は、都内全域を対象に平日19時から翌日朝6時、土曜日18時から翌朝6時、日曜・祝日は24時間対応しています。
依頼当日の対応が難しい事例も発生
しかし、感染拡大を受け、一時的に依頼当日の対応が難しい事例も発生しています。
フォローアップセンターの業務が逼迫している要因の一つが、往診できる医師を確保するための連絡調整だと聞いています。
現在は、医師会や委託事業者であるファストドクターの仕組みを通じて、医師の確保に努めています。
しかし、不足する中での確保には、時間と労力が費やされています。
医師のLINE登録による往診の仕組みを提案
そこで、新たに、医師のLINE登録による往診の仕組みを提案します。
すなわち、都内の各地域のクリニックのお医者さん達に、地域ごとのLINEグループに入っていただき、フォローアップセンターが、往診を必要とする患者さんが発生したら、当該の地域のグループラインに情報を送信し、近隣で時間のある医師が「行けます」と返信して、往診に駆けつける仕組みです。
<都の回答↓>
- 自宅療養者への医療支援の実施に当たっては、各地区医師会が地域の実情に応じて体制を構築
- 現在は、曜日ごとなどに当番医を決めて対応する輪番方式と医師会等の窓口担当者が担当医を調整する窓口方式により、往診等を調整
- LINEグループを活用した調整方法については、一部の医師会で活用しており、効果的な調整が図られているときいている
- 今後、各地域の実情も踏まえながら、こうした仕組みの横展開が図られるよう調整