先月末より都議会では、第三回定例議会が開催されています。

今週、10月5、6日は代表・一般質問にて、コロナ対策をはじめとする重要な課題について質疑が行われました。

コロナ患者の自宅療養の診療体制拡充

第6波への備えとして自宅療養者への診察体制の拡充として、夜間オンライン診療を都内全域に拡大、夜間に薬を配送する薬局へ配送費用を支援など

また、都民ファーストの会として、かねてから追及していた「病床確保料を受け取りながらも、コロナ患者の受け入れをできていない医療機関がある」という状況を正す取り組みとして、正当な理由がなく受け取っていた医療機関に対しては返還を求めることになりました。

10月5日 代表質問(都民ファーストの会 増子幹事長)

その他、第6波に備えた仮説病院、臨時の医療施設にて、抗体カクテル療法ができる体制づくり、罹患しても重症化させない、自宅で放置されることがないように、医療体制の拡充を求めました。

コロナ陽性妊産婦の支援

以前より、都民ファーストの会の女性議員と、東京産婦人科医会や東京都助産師協会の皆様とはコロナ禍の妊産婦を守るための取り組みについて意見交換をさせていただいておりました。

東京産婦人科医会 の先生方との意見交換

そのやり取りの中から、自宅療養中の妊産婦の支援を拡充することが実現しました。具体的には、妊産婦がコロナで陽性となった場合は、入院が望ましいのですが、どうしても家族や家庭の事情などで自宅療養となる場合が多くあります。その際、地域の助産師がマンツーマンで健康観察、訪問などの支援を行うというものです。(助産師への委託事業)第5派のピークである8月には都内に120人程度の陽性の妊産婦が自宅での療養をされていました。非常に不安な中で過ごされていたのではないかなと考えますので、少しでもストレスを減らして出産に挑んでいただきたいと思います。

修学旅行など課外活動への配慮

都民ファーストの会は、子育て世代が数多く在籍していることもあり、今までも当事者や保護者からの要望や意見を伺い、議会の中で行政に働きかけを続けてきております。

この度、学生たちもコロナ禍で大きな影響を受け、貴重な経験をする機会が奪われている事態に対して、「学生にとって学習以外の課外活動はかけがえのない経験であり、安易に中止することがないように」と要望しました。その結果、都教委では今月下旬以降、公立学校では感染対策を徹底した上で、修学旅行の再開を検討することになりました。

第3定例議会総務委員会にて政策企画局への質疑に立つ(茜ヶ久保嘉代子)