三連休ということで各地で運動会が開催されていますね。

私も、杉並区の杉並第十小学校の校庭で開催されたふれあい運動会に参加させていただきました。

ふれあい運動会とは、障害のある人もない人もスポーツやレクリエーションを一緒に楽しむことにより、「相互のふれあい」と「相互理解」を促進させ、区内の障害者福祉の向上を図ることを目的として開催され、今年で49回目を迎えるとのことです。

区立中学生がボランティアとして介助しつつ競技に参加されていたり、杉並区障害者団体連合会はじめ9団体が実行委員として協力している1000名規模で開催されるにぎやかな運動会でした。

障害のある子どもへの教育の考え方や、とりまく学習環境は時代とともに変化してきています。

「ふれあい」という言葉にも現れているように、今はインクルーシブな教育の実現にむけて取り組まれています。インクルーシブとは、英語ではinclusiveと表記され、「包括的な」「包み込む」という意味です。

インクルーシブ教育とは、子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、障害の有無にかかわりなく、誰もが望めば自分に合った配慮を受けながら、地域の通常学級で学べることを目指す教育理念と実践プロセスのことをいいます。

つまり、「一人ひとり丁寧に」と「みんなで一緒に学ぶ」の両方の実現を目指す教育理念であるといえます。

昭和時代の隔離教育を改め、障害の有無によって学ぶ場所が分けられるのではなく、一人ひとりそれぞれの子どもの能力や困りごとが考慮された、すべての子どものための教育という意味で使われています。

詳しくはこちらの記事インクルーシブ教育とはで分かりやすくまとめられています。

運動会では「いっしょに絵あわせ」という競技のゴール前の判定係として楽しく参加させていただきました。ありがとうございました!