都議会議員、杉並区選出の あかねがくぼ かよ子(都民ファーストの会)です。

この記事では、主に下記の内容について解説しました。

  • 東京都の出産一時金、上乗せのポイント
  • 『東京都出産応援事業』の注意点
  • 令和2年生まれのお子様が対象になるか

杉並区在住で、これからお子様が生まれる予定の方、また妊娠を希望されている方はぜひ読んでほしいです。

令和2(2020)年度生まれのお子様がいらっしゃる方は今後の動きを書いていますので、読んでいただければと思います。

なお、『東京都出産応援事業』は東京都の施策なので、都内在住のママ・パパやそのご家族の方にもお役立ていただけると幸いです。

出産一時金10万円上乗せ「東京都出産応援事業」のポイント

東京都の出産一時金上乗せ支援の正式名称は『東京都出産応援事業』です。

東京都出産応援事業の重要ポイント

今後、東京都から詳しい内容が発表されていくと思いますが、執筆時点でわかっているポイントをまとめました(変更の可能性があります)。

出産一時金上乗せ額子供一人あたり10万円分
上乗せの内容子育て支援サービスや育児用品
対象者令和3年1月1日~令和5年3月31日に出産され、令和3年4月1日に東京都内に住民票がある
上乗せを得る方法対象者が専用サイトで子育て支援サービスや育児用品を選択

出産後、提供されるQRコード、ID、パスワードを使って専用サイトにて10万円分のサービスや育児用品を得られます。

東京都出産応援事業でもらえる商品

商品の詳細は専用WEBサイトから確認できます。専用WEBサイトへは対象者に送られるギフトカードに記載されたIDとパスワードが必要です。

希望者には紙のカタログの送付も可能とのことで、お住いの自治体の問い合わせみてください。下記に商品の概要を紹介します。

食料品ミルク(液体、キューブ、粉)、離乳食 
日用品おむつ、衣類
育児用品チャイルドシート、ベビーカー、抱っこひも
家事・育児サービス等ベビーシッター 家事代行サービス等
その他お掃除ロボット、タクシーチケット
東京都HP

東京都出産応援事業の注意点

東京都出産応援事業の3つの注意点

東京都出産応援事業の注意点は、下記の点です。

  • 現金支給ではない(10万円分の子育て支援サービスや育児用品)
  • アンケート回答が必要
  • 現状では令和3〜4年度(2021年4月〜2023年3月生まれ)対象
    ※2021年1月生まれ〜対象に広がりました!

現金支給でない理由

現金支給でないことで不満に思う方もいるかもしれませんが、東京都では以前より出産にまつわる公的支援(特に現金給付)が増えると産院の出産費用が上がるといった声が、経産婦さんから聞かれていました。

東京都出産応援事業のようにサービスや育児用品という形で支給することで、明瞭な理由なく出産費用が高騰するといったリスクは抑えられると考えています。

また現金支給を避けることで、育児に必要なサービスや商品にのみ利用いただく形となり、財源である税金の利用目的・用途も明確になります。

アンケートに回答する理由

アンケートの回答は東京都出産応援事業だけでなく、その他の出産・育児・少子化対策等の施策にも反映されます。

その結果、都民の皆様にとってもより適切かつムダのない公的支援の充実につながると考えています。

さらに継続的に子育て支援に関する情報を提供し、一回限りの支援でなく長期にわたって出産された方のサポートを行っていく仕組みとなる予定です。

現金バラマキのような効果測定しにくい仕組みではなく、使途のコントロールとアンケート回答をお願いすることでその後の支援策に活かせる仕組みではないでしょうか。

令和2年度生まれは対象になるのか?

残念ながら、今のところ令和2年度(2020年4〜2021年3月)生まれのお子様は対象になっていません

しかし新型コロナウイルスによる未曾有の事態、経済不安は令和2年に始まっているため、都民ファーストの会として令和2年度生まれも支援対象になるよう交渉しました。

その結果、補正予算として令和3年1月以降に生まれたお子様まで遡ることができるようになりました。

令和2年まで遡ることは東京都の予算制度上難しく、都政では実現かないませんでしたので、国への要望活動として、皆様からの声を届けられるよう取り組んでまいります。

こちらも、ぜひ参考にしてください。
【出産費用】東京の実情と内訳、杉並区の助成・補助制度について解説

引き続き出産や育児などの家族支援の充実を都政で訴えていきます。

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